GNU Global 6.3.1に gecoなるもの追加されていた

GLOBAL-6.3.1 released.


最新版にアップデートしたところ, gecoなるコマンド(bash関数)が追加されている
ことに気づいたのでその紹介.

概要

gecoは globalコマンドに percol or pecoを使ったユーティリティです.


利用するにあたってはそのどちらかをインストールしておく必要があります.

注意

gecoは内部で lessを使いますが, Ubuntu 14.04の lessでは動作しません.
Ubuntuで利用する方は自分で lessをビルドする等してください.
(Ubuntuは lessに独自の変更を加えているようです.)

ダウンロード

http://www.gnu.org/software/global/download.html


上記から 6.3.1をダウンロードしてインストールしてください.
Arch LinuxGentoo Linuxだとパッケージシステムからでも
最新版が入れられるっぽいです. homebrewは 6.3.0が現状入って
しまうようです.

設定

geco.rcを読み込みます. configure時の prefixに依存しますが,
デフォルトだと下記のパスになります.

 $ source /usr/local/share/gtags/geco.rc 

zshではこのファイルを読み込むことができませんでした.

イメージ

以下のようにシンボルの定義/参照を percol or pecoで選択し,
該当の場所を PAGERで開いてくれます.

おわりに

少し使ってみたところ, 少し不安定なところがある印象でした.
一度表示が乱れると以後ずっと乱れるなどの問題が見られ, バリバリ
使っていくというのはまだ少し難しそうです.
今後の進化に期待したいところです.