常に一定の余裕・ゆとりを持つ

はじめに

このエントリは新卒準備カレンダー 2011春 : ATNDの 46日目の記事です。


わりとえらそうに書いているかもしれないですが、ここに書いていることを
私は完全に実践できているわけではありません。自分への言い聞かせも含め書きます。

お前、誰よ?

組み込みプログラマをしています。この4月から社会人 4年目です。
仕事の内容は主に OS関係のことをしています。組み込み向けの OSや
BSD系OSに関連することを主にやってきました。


仕事では Cかアセンブリ言語のみです。
プログラミング言語としては Perlが好きで、普段書くのはだいたい Perlですが、
仕事ではユーティリティを書くときに使うぐらいです。


仕事以外では perldoc.jpにモジュールのドキュメントの翻訳を行っています。

自分から変わろう

「状況や環境だけでは変われない」ということです。
素晴らしい職場であったり、素晴らしい同僚、先輩がいる職場で働かれる方も
いらっしゃるかと思いますが、それで安心しないでください。
そういう環境は自分が変わるきっかけになるかもしれないですが、そのこと自身では
変われません。


また状況だけでも変われません。
どんなにプレッシャーを受けようが、会社の経営が傾こうが変われません。
変わるためには自分自身の変わろうという意思が必ず必要になります。


今後伸びたいと思うのであれば、自分自身が変わるという考えを常に持ってください。

常に一定の余裕・ゆとりを持つ

「学生のときしか遊べない」なんて馬鹿なことを言う人が多いですが、こんな考えは
捨ててください。時間はないかもしれないけど、社会人の方が付き合いの幅も増えるし、
お金もいっぱい持ってるんだから、遊びの幅はもっと広がるはずです。


本当に忙しくなると遊ぼうという心の余裕がなくなります。私自身週の大半を終電で
帰って、休日出勤しまくって、なんとか納期を終えたものがありました。
そのときの疲労とプレッシャーの結果不眠症となり、心療内科に半年ほど通院してました。


どんなに一生懸命仕事をする場合でも、常に一定の余裕・ゆとりは持っていてください。
その一定のゆとりを失ってしまうと危険です。私はわりとすぐに病院に行ったから仕事を
続けながら、半年程度で済みましたが、本当にダメになってしまうまで抱え込むと
自分の人生の今後すべてに影響を与えてしまいます。


もうやばいと思ったら 17時に帰ってください、有給休暇取ってください。
心身に影響が出たら早く病院に行ってください。仕事を変えてもいい、しばらく休んでもいい。
逃げたって別にいいんですから。


404 Blog Not Found:寄稿 - 宋メール連載第一回「逃げる勇気」


どんなに好きな仕事だとしても、常に好きなことができるわけはないし、
大変なこと、苦痛なことが当然あると思います。だからどんだけ自分の望む会社に入ったと
しても常に一定の余裕を持つようにしてください。

おすすめの本

他の参加者の方も紹介していますが、アート・オブ・プロジェクトマネージメントです。

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)

特に 12章がおすすめです。信頼を得ることはどういうことなのかについて
書かれています。内容自体は何年か働いた方が共感を得られることが多いでしょうが、
早めに読んで内容を意識して仕事するのでもずいぶん変わると思います。


もう一冊も他で紹介がありましたが、ピープルウェアです。

ピープルウエア 第2版 ? ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

ピープルウエア 第2版 ? ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

30章に掲載されている。

もし、あなたが少しも変わらなければ、あなたは決して改善できない

という言葉がお気に入りです。

おわりに

新卒の方に対して暗い内容になってしまったかもしれないですが、私自身の経験を踏まえ
書かせていただきました。


ポジティブな面は他の参加者のみなさんがたくさん書かれているのでそちらを参照して
いただければいいかなと思います。


次は@さんです。