矩形処理

連続する行の先頭にスペースを何個か入れたいというようなことは
よくあります。そんなときは Emacsでは string-rectangleをよく
使います。

使い方は

   C-x r t [文字列]

となります。

1:aaaa
2:bbbb
3:cccc

こんなときに 1行目の先頭にマークをつけ、3行目の先頭で
string-rectangle関数を呼び出して、スペースを入れたい数だけ
入力すれば

1:    aaaa
2:    bbbb
3:    cccc

というようなことができます。

string-rectangleの内容としては矩形領域を指定した文字列で
埋めるということなので、置き換えも可能です。同じ例で1行目で
マークを指定して、3行目の2文字目にカーソルを置き、
string-rectangle関数を呼び出し置き換えたい文字列を入力
します。そうすると以下のようなことができます。

1:ddaa
2:ddbb
3:ddcc

string-rectangleは置き換えなので、10何文字続く文字列を置き換える
となると見た目的に難しくなります。2-5文字程度の矩形の置き換えには
とても便利かと思います。本来の使い方ではないでしょうが、行頭に
スペースを補充するというのでは便利ですね。専用の open-rectangleと
いうものもありますが、デフォルトではキーが割当たってないので
ついついこちらを使用してしまいます。感覚的には open-rectangleの
方が直感的な気はしますけどね。