第五回 関西 Emacs勉強会に参加してきました。

遅くなりましたが、(kansai-emacs #x05) : ATND第五回 関西 Emacs勉強会に参加してきました。
私は quickrun.elについて紹介しました。


詳細については
peccuさんのまとめ第5回関西Emacsまとめ - Togetterまとめ
参照してください。

発表資料

githubの方にアップしましたので、良かったらみてください。

quickrun.elの紹介

Emacsアプリケーション開発入門

@さんの発表。Emacsのアプリ開発で気を付けないといけない
ところ、気にすべきところについての発表でした。私が quickrun.elを作るときに
頭を混乱させたことがまさに出ていました。データをどうもたせるか、どう
関連付けするか、そこから発生する問題などとても勉強になる内容でした。

[Org-mode のマニュアル翻訳について]

@さんの発表。日本語翻訳の取り組みに関するお話。


会場から途中でアドバイスとして査読作業では日本語を読んで
問題がないかをまず確認しろとのことでした。同じ英文を再度読んで
日本語にしてそれと照らし合わせるというようなことをやってしまうと
査読する人も膨大な作業量となってしまうので、それだと折れてしまう
ことが多いみたいなので、日本語読んで変だったらそこの英文だけ
みて、正しいかどうかを確認するというのが良いそうです。


あと org-modeでプレゼンをしているのも印象的でした。
結構いい感じに表示されていたので、Emacsユーザならこれも
ありかなと思いました。

快適Emacs lisp生活を目指して

@さんの発表。括弧等のペアで使うものの自動挿入とか
ひな形挿入のお話。私は pareditに慣れてしまっているのですが、
そういう考えもあるのかと思いました。どちらにしてもこの手のツール
って作業を激変させるものだと思います。私自身も pareditを使い出して
から、Lisp系がコードを書くのが一番楽だと思いました。他の言語も
こんな書けたらいいなぁとは思うんですけど、構文的な問題があって
単純には難しいんですが、こういう発想をいろいろと導入していったら
他の言語でも同じぐらい楽に書けるのかもしれないなぁと感じました。

多様なelispインストール手法に関する考察

@さんの発表。Emacsの現状のパッケージ管理に関する
お話。Emacsの抱える大きな問題の一つですね。最近は落ち着きそうな
感じもしているんですが、決定的なものがあるわけでもないですし、
まだしばらくは問題になるのかなという感じですね。理想的には
開発者も利用者も楽にできるというのがいいんですが、現状はそれは
まだ難しいと思うので、利用者が楽できるように開発者が少々の苦労を
おうというところでしょうか。これが原因で初心者が食いつかないと
いうようなことは避けたいので、なるべく早く決定打が登場して欲しい
ですね。

感想

既に知ってることでも全然違う発想を持った人や、自分は役に立たないと
思っているけど、それをうまく活用しているというような話を聴けたので、
新しい知見が得られたと思います。Emacsってそこまで真新しいことは
ないかもしれないですが、まだまだ自分自身が新鮮に感じられることは
たくさんあるので、次回もそういうことを得られたらいいかなと思います。


まだ詳細は決まっていないようですが、夏にEmacs温泉というイベントが
あるようなので、仕事にそこまで支障をきたさなければ参加しようかなと思います。


参加者のみなさん、主催者の@さんお疲れ様でした。