今学生の人たちへ

好きなことをある程度のレベルまでやる

何でもいいと思いますが, ある程度のレベルまで努力ができたら, 他の分野
でもものの見方が変わってきます. 私の場合それは格闘ゲームです. (今では
だいぶ下手になりましたが)


大学時代, 私は勉強しているよりゲーセンに行ってた時間の方が長かった
です. 一番やりこんでいたときは, 闘劇という格ゲーの全国大会に出ている
人に何度かやったら勝てる程度でした.


その時学んだことは,

  • 基礎練習
  • 他人のプレイを見て学ぶ
  • 自分のプレイを反省する

というものです. これは現在の仕事でも大いに役に立っている考えです.


プログラミングに当てはめると以下のようになるでしょう.

  • 基礎勉強
  • 他人のコードを読む
  • 自分のコードを見直す


別にこれはゲームやプログラミングだけじゃなくて, 多くの分野で成り立つこと
だと思います. で, こんなことはみんな知っているし, 理解していることだと
思います. ただそれを実際に出来るかっていうと難しいと思う. 何らかの分野で,
自分がそれを学び, それを実践できるようになっていないと他の分野でそれを
行うということはまず不可能なんじゃないでしょうか.


好きなことばっかりやっていていいのかっていうのは確かにあると思います.
目指すものと好きなものが一致している人であればいいですが, 多くの人は
そうじゃないでしょう. 私もそうです. 私は今はプログラマですが,
プログラミングは嫌いじゃないって程度です. コードを常に書いていたいとか,
三度の飯より好きだ、なんてとても言えません. ですが, 勉強したり,
他人のコードを読んだりしているのは, それをすることで上達することを,
別分野ではありますが, 身を持って経験しているからです. なんで好きなことを
やることは無駄にはならないはずです.


あと物事がうまくなると, 上の方を自然と見れるようになる.
中途半端に上達したときって, どうしても自分より下と比較したり, 同列の
人と比較しがちです. 私もそういうところがあります. 誰かよりできるから
いいだろう, 俺は勝ってる, とか考えがちですが, 本当にうまくなろうと
すると, そこを脱却する必要がある. すごい人たちのすることはワクワク
します. ゲームだと sakoさんやコイチさんのプレイを見ると私はとても
わくわくします. Perlだと miyagawaさん, tokuhiromさん, gfxさん,
xaicronさんなどのコードなどを見ると似たような気分になれます.
それらはとても楽しいことです. うまくなることで変な優越感に浸ると
いうことはなくなり, むしろ落ち込むことの方が増えてしまうかもしれない
ですが, それにもまして楽しいと感じること, ワクワクすることは増える
はずです.


なのでなんでもいいので, 好きなことを一つ必死にやってください.
中途半端なところで悦に入るんじゃなくて, より楽しい世界があることを
しるためにも頑張って欲しい. それはきっと何をやるにしても役立つことに
なるはずです.

アウトプットを行う.

これもさんざん言われていることですが, 何をやるにしても何らかの形で
アウトプットしてほしい. 運がよければそれを誰か見て, ということもある
かもしれないけど, 新しい考えを次から次へと出すにはどんどん考えを出して
いけないという意味合いが大きい.


特に私の場合は, 一つのことを考えるとずーっとそれを考えてしまって,
次の考えというものが出てこない. いいかなって思った意見も形にしてみると
いけてないということも多い. そうなったとき, なんでこんなくだらないことを
長時間考えていたんだってなってしまい後悔してしまいます. なんで考えは
なるべくすぐにアウトプットするようにしています.


いつか発表してやろうということで, アイデアを温めることは全然問題ないと
思いますけど, 誰かに話してみたり, ブログに書いたり, コードに落として
みたりした方がその先のアイデアが出てくると思いますので, ぜひアウト
プットはたくさんしてほしいと思います.

おわりに

大切な時間を大事に使ってください.
後悔しないことなんてないと思いますが, 年取ったときにあのときは
一生懸命になっていてよかったな, と思えるようにしてください.